日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2018年10月1日

第66回 かからない うつさない 風しん対策

イラスト:かからない うつさない 風しん対策現在、風しんが流行するおそれがあるのをご存じでしょうか。

風しんはとてもうつりやすい病気で、職場などで流行し、またそこから家庭に感染が広がるなどで妊娠中の女性が感染すると、おなかの赤ちゃんに一生残る重い障害が生じるおそれあります。
風しんの流行を防ぐには、一人ひとりが予防を心がけることが重要です。

今年は急速に患者数が増えています

風しん累積報告数の推移 2014〜2018年 (第1〜36週)
風しん累積報告数の推移 2014〜2018年 (第1〜36週)
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出典:「風疹 発生動向調査 風疹しん累積報告数の推移 (2014〜2018年 第1〜36週)」国立感染症研究所

患者数はこの2か月で急速に増え、昨年全体の約5倍にのぼるなど、注意が必要な状況です。 なお、現在報告されている2018年の患者数496人のうちわけは、男性401人、女性95人となっています。

 20〜40歳代の世代は、とくに注意が必要です!

とくに現在20〜40歳代の男性は、以下にまとめたように、子どもの頃に風しんの予防接種を受ける機会がなかったり、少なかった世代です。接種していても免疫が低下していたりするため、強く予防接種が勧められます。

●昭和37年4月2日〜昭和54年4月1日以前生まれの男性
中学生の時に女性のみを対象として、学校で集団接種が行われていたため、自然に風しんに感染する機会が減少したが、男性は定期接種制度が行われていないので、風しんの免疫がない人が多い世代

●昭和54年4月2日〜 昭和62年10月1日生まれの男女
男女とも中学生の時に予防接種を受ける対象になっていたが、中学生のときに個別に医療機関で予防接種を受ける制度であったため、接種率が低く、風しんの免疫がない人が多い世代

●昭和62年10月2日〜平成2年4月1日生まれの男女
男女とも幼児のときに予防接種を受ける対象となり接種率は比較的高いが、自然に風しんに感染する機会がさらに減少したため、接種を受けていない人には風しんの免疫がない人が比較的多い世代

(出典:厚生労働省 風しん感染予防の普及・啓発事業HP)

風しんウイルスの抗体を持っていない人は、風しんウイルスに感染するおそれがあるため、 風しんにかかったかどうかや、ワクチンを受けたことがあるか曖昧な場合にも、風しんの予防対策を検討しましょう。

感染力はインフルエンザの5倍! 風しんはどのような病気?

風しんは、風しんウイルスによる感染症です。
子どもがかかる病気と思っている方もいるかもしれませんが、近年は大人の感染者も増えています。一般的には「三日ばしか」といわれることもある病気ですが、関節炎など症状が重くなりやすく、一週間以上休まなくてはいけない場合もあります。

風しんの特徴

  • 感染者のせきやくしゃみ、手についた風しんウイルスからうつる
  • 感染力はインフルエンザの5倍
  • 感染後2〜3週間の潜伏期間後に発熱、顔から全身に赤い点状の発しんがひろがる、首の後ろ側のリンパ節の腫れがあらわれる
  • 発しんの出る2〜3日前からと発しんが出たあとの5日間くらいまでは感染力があると考えられ、他の人にうつすおそれがある。この期間は出歩かないなど注意が必要
  • 特効薬がなく、治療は発熱や関節炎に解熱鎮痛剤を使うなどの対症療法が中心に

なぜ風しんが問題に?

イラスト:妊娠中の女性妊娠中の女性が風しんウイルスに感染した場合、生まれてくる赤ちゃんに重い障がいが発生する可能性があるからです。これを先天性風疹症候群(CRS)といいます。

先天性風疹症候群(CRS)とは

風しんにかかった時期により違いはありますが、風しんに免疫のない女性が妊娠に気づきにくい妊娠初期から、妊娠6か月頃までに風しんにかかると、おなかの赤ちゃんに、一生残る重い障がいが高い確率で起こります。

◎母子感染により赤ちゃんに次のような危険があります。

【三大症状】
難聴、白内障、心臓病

【そのほかの症状】
胎児の死、流産、死産、早産、緑内障、網膜症、精神や身体の発達の遅れ、糖尿病 など

重症化すると大人も危険

大人が風しんにかかると、子どもがかかる場合よりも発熱や発しんが長引き、関節炎がひどくなることがあります。また、まれに脳炎、血小板減少性紫斑症(血小板が減少し、出血の危険が高まる病気)、溶血性貧血(赤血球が破壊されることによって起こる貧血)などの合併症を引き起こす場合もあります。

風しんを防ぐために

風しんを防ぐためには、風しんの予防接種を受けること、風しんのおそれがあったら外出しないこと、この2つが重要です。

その1 風しんワクチンの予防接種 〜こんな人は予防接種を!〜

イラスト:風しんワクチンの予防接種風しんの予防接種は、医療機関で受けることができます。 風しんにかかったことがない人、風しんの予防接種をいままで受けていない人、とくに以下のような感染リスクが高い場合は、予防接種を受けましょう。すでに接種した人が再度接種しても問題ないので、接種したか不明な人はぜひ受けてください。

●妊娠を予定・希望している女性

妊娠前に予防接種を受けましょう。予防接種は病原性を弱くした風しんウイルスによる生ワクチンのため、接種後2か月間は妊娠をさける必要がありますので注意してください。妊娠希望の女性は妊娠前に接種をご検討ください。

●妊娠中の女性の夫、同居家族

夫や同居家族から感染するケースが多くみられます。

●職場に妊娠中の女性がいる人

同僚に感染させないように、職場での接種を検討しましょう。

なお、妊娠している人は風しんの予防接種を受けることができません。妊娠中の女性の感染を防ぐために、周囲の人はぜひ感染予防に配慮してください。

その2 風しんかもと思ったら、外出を控えましょう

顔から全身に広がる小さな発しんや発熱、首の後ろ側のリンパ節が腫れたときは、まずは医療機関の窓口で症状を伝えて診察してもらいましょう。感染していたら、医師の許可が出るまで、職場などへの外出を控えましょう。目安は発症から一週間、発しんが完全に消えるまでです。

★免疫がない状態で妊娠したときは
  • 風しんの免疫があるかどうかは、初回の妊婦健診の検査でわかります
  • 数値が低かった人は、風しんにかからないように予防することが大切です

⇒人ごみを避ける、外出を控える、夫や同居家族、職場の人などに予防接種を受けてもらうなどの予防対策が重要です。

リンク

リンク先はこちら 厚生労働省 風しんの感染予防の普及・啓発事業

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