日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2018年8月1日

第65回 ご注意ください! 柔道整復師のかかり方

イラスト:ご注意ください! 柔道整復師のかかり方柔道整復師(整骨院・接骨院)にかかるときに、健康保険が使える場合と、使えない場合があることをご存じでしょうか。
整骨院や接骨院は保険医療機関ではないため、健康保険が適用される範囲が限られています。また健康保険が適用されるのは外傷性の負傷に限られ、単なる肩こりや筋肉疲労では適用されません。
施術を受けたあとで健康保険の適用が認められなければ、全額自己負担となりますので、適用範囲に十分注意をして利用しましょう。

健康保険が使える場合・使えない場合

○健康保険が使える場合

医師や柔道整復師に、外傷性の負傷(打撲、ねんざ、挫傷、骨折、脱臼)と診断されて施術を受けたとき

    イラスト:健康保険が使える場合 外傷性の負傷
  • 打撲
  • ねんざ
  • 挫傷(肉離れなど)
  • 骨折・脱臼の応急手当(骨折・脱臼は応急手当の場合を除き、医師の同意が必要)

※健康保険で施術を受けた場合は、療養費の申請のために「療養費支給申請書」に記載されている内容を確認して、原則として自分で署名することになっています。

×健康保険が使えない場合

    イラスト:健康保険が使えない場合 単なる肩こりや筋肉疲労
  • 単なる(疲労性・慢性的な要因からくる)肩こりや筋肉疲労
  • 脳疾患後遺症などの慢性病や、症状の改善がみられない長期の施術
  • 保険医療機関で同じ負傷等の治療中のもの
  • 労災保険が適用となる仕事中や通勤途上での負傷

接骨院・整骨院にかかるときの注意

負傷の原因を正しく伝えて、保険が使えるかどうか確認しましょう!

外傷性の負傷でない場合、負傷原因が労働災害・通勤災害に該当する場合は、保険の対象となりません(労災保険の対象となります)。また、交通事故の場合は、健康保険組合に連絡することが必要です。

保険医療機関で治療中のものは保険が使えません!

同一の負傷について、同時期に保険医療機関の治療と柔道整復師の施術を重複・平行的に受けた場合には、原則として柔道整復師の施術は保険の対象になりません。

施術が長期にわたる場合は、医師の診断を受けましょう!

長い間施術を受けても痛みが続く場合は、けがではなく、病気などによる内科的要因も考えられますので、一度保険医療機関で受診しましょう。

正しく施術を受けることが医療費適正化につながります

医療費の節約のためにみなさんの医療機関へのかかりかたの見直しをお願いしていますが、同様に柔道整復師による施術を受ける場合にも、適正な利用を心がけていただくことが医療費の削減につながります。

適正な療養費支給のために

●施術を受けるときには負傷原因(いつ、どこで、何をして、どんな症状か)を正確に伝えましょう

健康保険が適用されるかどうかは、何が原因で負傷したのかによって決まります。なお、交通事故など第三者行為による負傷の場合には、健康保険組合に連絡してください。

●「療養費支給申請書」の内容をよく確認してから署名しましょう

療養費の支給はいったんかかった費用の全額を自己負担し、申請して認められた場合にあとから自己負担分を除いた額が支払われますが、柔道整復療養費の場合は、患者は窓口で自己負担分を支払い、残りの費用は患者に代わって柔道整復師が健康保険請求できる「受領委任」が認められています。
この場合は、療養費の請求を柔道整復師に委任する手続きとして、「療養費支給申請書」の受取代理人欄への署名が必要です。署名する際には次のことに注意してください。

  • 「療養費支給申請書」に記載されている負傷原因、負傷名、日数、金額などが間違っていないかよく確認してください。
  • 「療養費支給申請書」には、原則として自分で署名することになっています(手首の負傷などで自筆できない場合は代筆も可能ですが、その場合は捺印が必要です)。
●領収書は必ずもらって、保管しておきましょう

領収書は必ず発行してもらいましょう(領収書は無料発行が義務づけられています)。もらった領収書は保管しておき、医療費通知書の金額、日数を確認しましょう。

※領収書は医療費控除を受ける際にも必要となりますので大切に保管しておきましょう。

はり・きゅう、マッサージの施術で保険を使うには、医師の同意が必要です

イラスト:はり・きゅう、マッサージの施術施術時にいったん全額を支払い、申請し、審査で決定されれば一部負担金分を除いた額が払い戻されます。(ただし、鍼灸師等が患者に代わって健康保険組合に請求する場合があります)。

【はり・きゅう】

○健康保険が使える場合
  • 神経痛やリウマチ、五十肩、腰痛症などの慢性的な痛みのある病気
×健康保険が使えない場合(上記以外のもの)
  • 医師の同意書がない場合
  • 保険医療機関で同じ対象疾患の治療を受けている場合

【マッサージ】

○健康保険が使える場合
  • 筋麻痺や関節拘縮などで、医療上マッサージを必要とする場合
×健康保険が使えない場合(上記以外のもの)
  • 医師の同意書がない場合
  • 疲労回復や慰安が目的の場合

リンク

リンク先はこちら 厚生労働省 柔道整復師の施術にかかる療養費の取扱いについて

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