日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2016年10月3日

第54回 血管の老化を防ごう!

イラスト:血管の老化を防ごう!シミやシワ、肌のたるみ、白髪の増加…など老化が気になる箇所は誰しもあると思います。しかし、老化は目に見える箇所だけに訪れるわけではありません。中高年の突然死や、高齢になってからの寝たきりなどの障害の多くは、自分ではなかなか実感できない血管の老化=動脈硬化が大きな原因となっています。

血管の老化を予防して、体の中から若々しくなりましょう!

血管の老化、動脈硬化とは

血管は全身のすみずみまで張り巡らされています。血管を介して血液が体内を循環し、すべての細胞に必要な成分を届け、不要な成分を持ち去っています。まさに全身のライフラインともいえる血管の全長は、約10万キロメートル、地球2周半ほどにもなるといわれています。

私たちの体は加齢とともに老化しますが、それは血管も同じです。血管が老化すると、弾力性や柔軟性を失い、詰まったり、破れやすくなったりします。こうした状態を動脈硬化といいます。

動脈硬化はなぜ危険?

動脈は、収縮、拡張を繰り返して血液を送り出すため、しなやかであることが重要です。動脈が弾力性や柔軟性を失い硬くなると、血液が届かなくなったり、届く量が減ったりして、その先の細胞に酸素などが届かなくなり細胞が死滅する危険があります。動脈硬化が危険なのはこのためです。

とくに、心臓や脳の血管が詰まったり破れたりすると命に関わり、腎臓では人工透析が必要になるおそれがあります。

イラスト:血管の異変が招く主な病気<血管の異変が招く主な病気>

  • 脳…脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血、認知症
  • 心臓…狭心症、心筋梗塞
  • 腎臓…腎不全
  • 足…閉塞性動脈硬化症

健診結果で血管の老化具合がわかる!?

血管の老化が進んでいる=動脈硬化のおそれが高いのは、健康診断で「高血圧(収縮期血圧/拡張期血圧)」「高血糖(空腹時血糖値/HbA1c)」「脂質異常(中性脂肪/HDLコレステロール/LDLコレステロール)」の検査項目が異常値または異常値に近づいている人です。

高血圧 血圧が異常に高い状態が続くことで血管が傷つく
高血糖 血中の糖分が異常に多くなり血管や神経を痛めつける
脂質異常 血管壁に脂肪がたまって血液を詰まらせる

イラスト:メタボリックシンドロームさらに、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪の過剰な蓄積+上の3つのうち危険因子が2つ以上重なった状態)」になると、危険因子の重なり合いで動脈硬化が急速に進行してしまいます。

あなたの健診結果はいかがでしたか? メタボリックシンドロームの基準に当てはまる人、それぞれの項目で異常値または異常値に近い人は、生活習慣を見直してみてください。

血管のアンチエイジングをしよう!

血管の若さを保つため、動脈硬化を進行させない生活習慣のポイントを紹介します。

血管の老化予防① 食生活

血管の若さを保つポイントの一つは食事をバランスよく、規則正しくとることです。とくに動脈硬化を進行させる「食塩」「脂質」「糖質」のとりすぎには注意が必要です。大豆製品、海藻、野菜類、魚類は積極的な摂取をおすすめします。

<ポイント>

  • 1日3食、規則的に食べる
  • 腹八分目を心がける
  • 一汁三菜(汁物、主食、主菜、副菜)を意識する
  • 麺類の汁は残す
  • 「揚げる、炒める」より、「蒸す、焼く」を心がける

血管の老化予防② 運動

体を動かすことは、動脈硬化の予防だけでなく、うつ病予防や認知症予防などにも効果があるとされています。日常生活の中で今より1日10分多く体を動かすだけでも効果があります。

血管の老化予防③ 睡眠

睡眠不足は、動脈硬化を進行させ、肥満や高血圧、糖尿病などの発症・悪化の要因となります。また、過度の疲労は狭心症や心筋梗塞などのリスクを高めます。

<ポイント>

  • 毎日同じ時間に起床し、日光を浴びる
  • 「睡眠薬代わりの寝酒」をやめる
  • 就寝前にリラックスタイムを設け、眠りやすい環境づくりを

血管の老化予防④ ストレス

ストレスがたまると食欲が高まり、肥満や高血圧、脂質異常、糖尿病を引き起こす要因になり、動脈硬化が進行します。自分なりのストレス解消法を持ち、その日のストレスはその日のうちに解消することで、ストレスとうまく付き合えます。自分なりのストレス解消法が何もないという人は、自分が心から楽しめること、リラックスできることを見つけることからはじめてみましょう。

血管の老化予防⑤ 禁煙

イラスト:禁煙喫煙は、血管を収縮させ、血圧を上げ、また血液の粘度を高めます。さらに、全身の酸素を運ぶへモグロビンの働きを抑え、血管の壁を傷つけることなどにより動脈硬化を進行させます。喫煙をしている人は、ぜひ「たばこ」断ちを。禁煙は、何歳からでも遅くありません。やめたその時から健康によい効果があります。

リンク

リンク先はこちら 日本動脈硬化学会 動脈硬化の病気を防ぐガイドブック

動脈硬化が引き起こす病気や治療法などを解説しています

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