日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2015年12月1日

第49回 新型が流行の兆し! ノロウイルスを防ぎましょう

イラスト:注意喚起する看護師秋も終わり、季節はすっかり冬本番。12月から2月頃にかけては、感染性胃腸炎を起こすノロウイルスの流行シーズンでもあります。今年は新型が検出され、早い段階から例年以上の流行の兆しをみせており、より一層の注意が必要とされています。

新型といっても、その症状や予防・対策の方法は従来のノロウイルスと変わりません。ノロウイルスについて正しい知識を身につけ、予防と対策を徹底しましょう。

新型は何が怖い?

2015年は、国内でこれまで流行していた「GII.4型」ではなく、「GII.17型」の変異体という新たな遺伝子型のノロウイルスが検出されています。症状に大きな違いはありませんが、新型ウイルスの怖いところは、新たな型への免疫のない人が多いと考えられることです。免疫のない人が多いことで例年以上の流行を招く可能性があり、注意が必要なのです。

ノロウイルスはどんなウイルス? 症状は?

イラスト:ノロウイルスの症状、吐き気、腹痛ノロウイルスは感染力が非常に強く、少ないウイルス量で感染します。特効薬となるワクチンはなく、対症療法で回復を待つ以外に治療方法はありません。

ノロウイルスによる感染性胃腸炎のおもな症状は、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛です。通常1〜2日で症状はおさまり、後遺症もなく治ります。しかし、乳幼児や高齢者、糖尿病など慢性疾患を持っている人など抵抗力が弱い人の場合、重症化することがあります。ぐったりしたり、唇が乾燥したりするなど脱水症状が見られたら、直ちに医療機関を受診してください。

どうやって感染する?

ノロウイルスの感染経路は3パターンあります。

食品 → 人 ノロウイルスに汚染されたカキなどの二枚貝や井戸水などを十分加熱せずに食べることで感染。
人 → 食品 → 人 感染者の調理などで汚染された食べ物を食べることで感染。
人 → 人
  • 感染者の便や嘔吐物を処理したときに、手についたウイルスが口に入り感染。
  • 乾燥して空中に舞い上がったウイルスがほこりなどと一緒に口に入ることで感染。

予防の基本は「殺菌」と「加熱」

基本はまず手洗いから

イラスト:手洗い石けん自体にノロウイルスを殺す効果はありませんが、手の汚れを落とすことによってウイルスを手や指から除きやすくすることができます。

  • 爪は常に短く切っておく。
  • 時計や指輪ははずす。
  • 指先、爪の間、手首などもしっかり洗う。
  • 洗った手を拭くタオルは使いまわしをせず、自分専用のものか、ペーパータオルを用意する。

食品はしっかり加熱

どんなに新鮮な食材でも、ノロウイルスが付いていれば食中毒は起きます。ですが、「中心温度85℃以上で90秒以上の加熱」を実践すれば、感染性はなくなるとされています。

調理器具の消毒も忘れずに

イラスト:調理器具とウイルス調理器具は洗剤を使って十分に洗った後、0.02%の次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭きます。加熱が可能なもの(まな板、包丁、ふきんなど)は85℃以上の熱湯で1分以上煮沸消毒します。

生食に注意!

イラスト:カキ心配な方は、カキなどの二枚貝を生で食べないでください。調理する場合は中心部までしっかり加熱するとともに、まな板などは分けて調理しましょう。

感染拡大を防ぐために

もしも感染者が出てしまった場合は、それ以上感染を広げないことが重要です。

便や嘔吐物は乾燥しないうちに処理する。

ペーパータオルなどで外側から内側に、ウイルスを飛ばさないように静かに拭き取る。拭き取った場所は、0.02%の次亜塩素酸ナトリウムを浸した布などで消毒し、10分後に水拭きする。

感染源となりうるものは、残らず確実に処理する。

  • 感染者が使った食器類は、可能であれば食後すぐに次亜塩素酸ナトリウム液に浸して消毒する。
  • 感染者が出たら、蛇口やドアノブ、便座など多くの人が触れるものに消毒・殺菌を。
  • 便や嘔吐物が付いたシーツなどは、下洗いした後に熱水洗濯(85℃で90秒以上洗う)、もしくは次亜塩素酸ナトリウム消毒を。
  • 感染者は他の人にうつさないように症状がおさまってからもしばらくは手洗いなどをしっかり行い、シャワーなどは一番最後にする。
※次亜塩素酸ナトリウムとは

塩素系漂白剤のこと。「使用上の注意」をよく読んで使いましょう。

  • 洗浄効果はないので、調理器具等は洗剤で洗ってから消毒する。
  • 消毒後10分たったら水拭きする。金属製品の消毒後は特に念入りに。
  • 漂白作用があるので、色落ちが気になる布製品などには使わない。

リンク

リンク先はこちら ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)

リンク先はこちら 食中毒予防のポイント(食品安全委員会)

ノロウイルスに関するさまざまな情報や、予防対策について掲載されています。

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