日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2015年6月1日

第46回 歯周病を予防しよう

イラスト:歯と口の健康噛む、飲み込む、会話をする、笑う…など、歯と口はいきいきと生きていく上で重要な役割を担っています。あなたは普段、歯と口の健康について意識していますか? 日本人成人の約8割は歯周病にかかっているといわれており、歯の病気は誰にとっても無関係ではありません。

6月4日から10日は「歯と口の衛生週間」。この機会に、歯と口の健康について見直してみませんか?

歯周病とは

歯周病は、細菌の感染症による炎症性の病気です。口の中には300〜500種類の細菌がすみついています。そのうち、悪玉の細菌(歯周病菌)が歯ぐきやプラーク(歯垢)の中にすみつくと、病気を引き起こします。これが歯周病です。

イラスト:歯周病はじめは、歯ぐきがはれるといった症状から始まり、次第に歯を支えるあごの骨が破壊され、気づかないまま放置していくと、最後には歯が抜け落ちてしまいます。

歯が抜けるのはむし歯が原因、というイメージがあるかもしれませんが、成人では実は歯を失う原因のトップは歯周病なのです。

むし歯と歯周病の違いは?

むし歯と歯周病は、病気を引き起こす細菌の種類が違います。

また、むし歯は歯そのものが細菌によって溶かされる病気ですが、歯周病は歯そのものではなく歯肉や歯を支える骨など、歯のまわりにダメージを与えます。

さらに、歯周病は歯と口だけでなく、全身のさまざまな疾患に影響を及ぼしていることが近年わかってきました。

歯周病は全身に影響を及ぼす

歯周病菌は、歯ぐきの炎症部位の毛細血管から血液中に入り込み、炎症物質とともに血液の流れに乗って臓器や血管壁にたどり着きます。

血管内に入りインスリンを効きにくくする、血管壁に付いて動脈硬化を進行させる、肺に入ることで肺炎を引き起こすなど、歯周病が原因となり、全身で病気が発症・悪化することがあります。

歯周病が引き起こす全身の病気

    イラスト:歯周病が引き起こす全身の病気
  • 頭…脳梗塞、認知症
  • 心臓…狭心症、心筋梗塞、細菌性心内膜炎
  • 肺…誤嚥性肺炎
  • すい臓…糖尿病
  • 子宮…早産・低体重児出産
  • 手足…バージャー病(手足の血管が詰まる病気)
  • 関節…関節リウマチ

これらの病気の予防や、悪化を防ぐためにも、歯周病対策は大切です。普段の生活の中でできる歯周病予防のポイントをご紹介します。

歯周病予防のポイント

●正しい歯みがきをマスターしよう

イラスト:歯ブラシ歯周病は、口の中の悪い菌を減らし環境をよくすることで予防することができます。口の状態に合った歯ブラシで、歯を1本ずつ丁寧にみがきましょう。

歯ブラシの持ち方

ペンを持つように歯ブラシを持ちましょう。この持ち方なら、無理な力が入りすぎず、歯や歯ぐきを傷つけないブラッシングができます。

歯ブラシの当て方

歯ブラシの毛先を軽く当て、小刻みに振動させます。

みがく順番を決めてブラッシング

みがく順番を決めておくと、みがき残しがなく効果的なブラッシングができます。

  • みがき残しやすい部位
    …奥歯のかみ合わせの溝、歯と歯ぐきの境目、歯と歯の間
  • 注意してみがきたい部位
    …治療したところ、歯並びの悪いところ

補助グッズを使う

イラスト:歯間ブラシ歯ブラシでは届かない歯と歯の間のプラークを取り除くには、デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助グッズが便利です。

歯みがきは毎食後プラス寝る前

食べたら歯みがきが基本です。また、睡眠中はだ液の分泌が少なくなり、自浄作用が低下するため細菌が繁殖しやすい状態に。寝る前は、特にていねいにみがきましょう。

●生活習慣を見直そう

歯周病は、歯周病菌の感染のほか、乱れた生活習慣も大きく関係しています。規則正しい生活で体の免疫力を高めることが、歯周病予防につながります。

  • 生活リズムを整える
  • ストレスをためない
  • 質の高い睡眠をとる
  • 体をよく動かす
  • 栄養バランスのとれた規則正しい食生活

●禁煙する

イラスト:禁煙さまざまな汚染物質により、喫煙は口の中の状態を悪くします。また、免疫力を低下させる大きな要因にもなり、歯周病の発症、進行と深い関係にあります。

歯周病検診を受けよう

歯周病は誰でもかかりやすい病気ですが、早期に発見すれば短期間に完治する病気です。しかし、歯周病は自覚症状が少ないため、ほとんどの人は歯ぐきが異常にはれたり、歯がグラグラするようになったりしてはじめて歯周病に気づきます。重症化してしまうと治療が難しいことや、全身に影響を及ぼすことから、早期発見・早期治療が大切です。

イラスト:歯科検診できればかかりつけの歯科医師をみつけ、定期的に歯科を受診し、口の中をみてもらいましょう。また、自治体でも歯科検診を実施しているところもあるので、積極的に利用しましょう。

ご自身やご家族の大切な命を守るため、定期的にがん検診をうけましょう!
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