日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2014年8月1日

第41回 脱水にご注意! 水分補給のポイント

イラスト:夏今年も夏がやって来ました。暑い時期に注意が必要なことの一つが、熱中症対策。こまめに水分補給をすることが夏を健康に乗り切るためにとても大切です。みなさんは、意識して水分をとっていますか?

人体にとって大切な「水」

イラスト:水命にとって必要不可欠な水。私たちの体を構成している成分で見ると、約70%は水分であることからも、命と水がいかに深い関係にあるかわかります。

体の中の水分は、血液として酸素や栄養分を運んだり、さまざまな物質を溶かし化学反応を媒介にしたり、体温を一定に保つなど、生命活動にきわめて重要な役割を果たしています。体内水分が足りなくなることは、そのまま生命の危機につながるのです。

なぜ暑いと脱水症状に陥りやすいの?

人間の体は、暑くなると体の表面に血液を集め、熱を外に逃そうとします。さらに汗をかいて、それを蒸発させることで体を冷やします。蒸し暑い環境に長くいたり、水分や塩分を補給せずにスポーツなどの活動をしたりすると、汗などで対外に出る水分や塩分が多くなりすぎ、脱水症状を引き起こすのです。

脱水症状が引き金になる「熱中症」「脳梗塞」

イラスト:熱中症このような、暑さによる脱水症状や塩分(ナトリウム)不足による障害を総称して「熱中症」と呼びます。この状態を放置すると、体内にこもった熱が細胞を壊し、脳や心臓、腎臓、肝臓などに重い後遺症が出るだけでなく、死に至ることもあるのです。

今年の5月下旬から7月上旬現在までの間で、すでに約7500人が熱中症により救急搬送されています(消防庁調べ)。熱中症は、若くて元気な人でも急に意識を失うこともありますから、どんな人でも注意が必要です。

さらに、脱水症状が引き起こすのは熱中症だけではありません。汗をかいて血液中の水分が減ると、血液がドロドロ状態になり、血のかたまり(血栓)ができやすくなります。それが引き金になって、脳梗塞を引き起こすことがあるのです。

これらの症状を予防するためには、どのように水分を摂取すれば良いのでしょうか。次の項目でご紹介します。

脱水症状にならないための水分補給のポイント

夏の水分補給の基本は、「汗をかいていなくても飲む」「のどが渇いていなくても飲む」「こまめに定期的に飲む」の3つです。
そのほかにも、以下の点がポイントです。

ポイント1 のどが渇く前、暑い所に出る前に補給するのがベスト

軽い脱水症状のときはのどの渇きを感じません。そこで、のどが渇く前や暑いところに出る前に水分補給しておくことが大切です。

ポイント2 塩分も補給しましょう

イラスト:梅干汗をかくと、水分だけでなく体に必要なミネラル(塩分)も一緒に排出されてしまいます。汗をかいて失われた塩分を補給するためには、スポーツドリンクを飲む、冷水と梅干、塩飴を一緒にとることなどが効果的です。ただし、塩分過多は高血圧を引き起こしますので、適量を心がけてください。

ポイント3 睡眠の前後に1杯の水を飲む

睡眠中は水分をとらないため脱水症状になりやすく、また通常、睡眠中は血圧が下がるため、血流が滞って詰まりやすくなります。また、起床時には血圧が上昇するため血液が固まりやすくなります。就寝前、起床後には水を1杯飲みましょう。

ポイント4 アルコールは水分補給にはなりません

イラスト:アルコールは水分補給にはなりません暑いときは、ついついビールなどのアルコールでのどの渇きを癒してしまいがち。しかし、アルコールは尿量を増やす作用があるため、吸収した以上の水分が尿で失われてしまいます。アルコールを飲んだ後には必ず水分を補給しましょう。

スポーツドリンクには何が入っている?

イラスト:スポーツドリンク水分や塩分を摂取するのに最適なスポーツドリンクですが、どのような成分で出来ているかご存じですか? 多くのスポーツドリンクには、おもに、ナトリウム(塩分)、カルシウム、マグネシウム、カリウム、そして糖質(炭水化物)が含まれています。ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウムは私たちの体にも含まれている大切な成分です。

糖質は、エネルギーを補う成分として飲料に利用されていますが、とりすぎは禁物です。スポーツドリンクを飲むときは、糖分の量にも気をつけ、飲みすぎに注意しましょう。

このような症状が出たら〜熱中症〜

万が一、熱中症を疑う症状が出てしまった場合は、どうすればいいのでしょうか。熱中症は、放置すれば死にもつながる緊急事態であることを認識し、適切な処置をしてください。

熱中症のおもな症状は、めまい・失神、筋肉痛・筋肉の硬直、大量の発汗・高体温、頭痛・気分の不快感・倦怠感・嘔吐、意識障害・けいれん・手足の運動障害などです。

→意識がある場合の対応
●涼しい場所へ避難する
●衣服をゆるめ、体を冷やす
●水分・塩分を補給する
→意識がない場合の対応
●意識がもうろうとしている、呼びかけに反応しない場合は上記を行いながら、すぐに救急車を呼び医療機関へ!

このような症状が出たら〜脳梗塞〜

体の左右どちらかが動かせない・しびれる・感覚が鈍くなる、ろれつが回らない、言葉が出てこない、片方の目が見えない、めまいが起きる、立てなくなって倒れる。

このような症状が出たら、脳梗塞の疑いがあります。様子を見ずに、すぐに医療機関を受診してください。

リンク

リンク先はこちら環境省熱中症予防情報サイト

暑さ指数、熱中症患者速報、熱中症への対処方法に関する知見など、熱中症関連情報を提供しています。

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