日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2014年6月2日

第40回 高温多湿な季節はカビにご注意!

イラスト:梅雨気持ち良い青葉の季節が過ぎ、蒸し暑い梅雨のシーズンになりました。高温多湿なこの時期は、掃除のたびにカビに悩まされる季節でもあります。カビは掃除を手間取らせるだけでなく、私たちの健康や生活にも大きな影響を及ぼしている存在です。身近な存在であるカビについて、この機会に考えてみませんか?

カビっていったい何者?

みなさんは「カビ」をどのようなものだと考えていますか?植物でしょうか?動物でしょうか?

実はカビは、キノコなどと同じく菌類の仲間です。カビという名前は俗称で、正しくは「真菌」といいます。菌類というと細菌の一種と思われがちですが、たくさんの細胞からなる生物で、細菌とは全く別のものです。細菌は、菌とつきますが、菌類ではありません。

カビはどのように増えるのか

カビの胞子(種のようなもの)は、目に見えないだけで、空気中のあらゆるところに漂っています。そして、ちょうどいい温度と湿気と栄養があれば、菌糸を出して増えていきます。地球上には何万種類ものカビが生息しており、南極や北極、海の中も含めて、カビがいないところはないといわれています。

カビが繁殖するのに最も適した環境は、温度20〜30度、湿度80%以上。カビは湿気が大好きです。「つゆ」は、「梅雨」のほかに「黴雨」とも書きます。黴の訓読みは「かび」。高温多湿な梅雨の時期に、いかにカビが活発に活動しているかがうかがえます。

カビが人体に与える影響とは? 〜カビによる病気〜

カビは、後述のように人間にとって欠かせない存在である一方で、病気を引き起こす原因にもなります。

カビによる病気には、カビの胞子にアレルギー反応を起こすアレルギー疾患、カビが体内に侵入することで引き起こされる感染症があります。

アレルギー疾患 夏型過敏性肺炎、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支ぜん息 など
感染症 水虫、カンジダ症 など

夏風邪に似た症状が……「夏型過敏性肺炎」かもしれません

イラスト:夏型過敏性肺炎夏型過敏性肺炎は、トリコスポロンというカビの胞子を吸い込むことによるアレルギー反応です。せきが止まらない、倦怠感、発熱など、夏風邪と症状が似ていますが、風邪だと判断し放置しておくと、いずれ呼吸困難を伴う危険な状態になる場合も。夏場に家にいると長時間せきが止まらなくなる、家から出ると症状がおさまる、毎年夏になると発症し秋になるとおさまる、という人は一度医療機関の受診を。

女性にも増えている!? 「水虫」

イラスト:水虫水虫は、白癬(はくせん)菌というカビが皮膚に生える感染症です。国民の5人に1人は水虫にかかっているというデータもあり、今や国民病ともいえる水虫。水虫は男性がかかるもの、というイメージを持つ人も多いかもしれませんが、近年では女性の患者も増えています。夏になると足の裏や指の間がかゆくなる、ふやけて白くなる、皮がむける、などの症状があらわれ、秋になるとおさまるという人は水虫の可能性があります。

白癬菌は、水虫にかかっている人が素足で歩いた床、スリッパ、足拭きマットなどに、高確率で潜んでいます。それらに触れると白癬菌が付着しますが、菌に接したとしても、すぐに感染するわけではありません。足を清潔にして、通気性を良くしていれば感染は予防できます。

カビは悪者なだけではない

イラスト:食品日々カビに悩まされている人にとって、カビは好ましいものではないかもしれません。ですが、カビは人間にとって悪いだけの存在ではありません。

カビは、生物の排泄物、死骸、植物の落ち葉などを分解し、栄養に変えてくれます。カビの働きがなければ、地球上はゴミだらけになってしまうのです。味噌、しょうゆ、かつおぶし、チーズ、日本酒など、カビの働きを利用してつくられている食品はたくさんあります。また、抗生剤などの薬品に利用されているカビもあります。

夏場のカビ対策 〜こんなところにご注意〜

イラスト:浴室カビによる病気を予防するためには、カビが繁殖しにくい環境をつくることが一番です。部屋の中だけでなく、押入れやクローゼットなども頻繁に扉を開けて換気をしましょう。台所や浴室は掃除をしたあと水滴をふき取ることで湿気をおさえられます。

意外な注意ポイント

冷蔵庫にもカビは生える

イラスト:冷蔵庫冷蔵庫の中は低温だから安心、と油断しているあなた。カビは低温でも生息できるので、冷蔵庫にもカビは発生します。冷蔵庫の中にものをぎっしり詰め込まないようにし、こまめに掃除をしましょう。

エアコンの除湿機能を使えばOK?

カビが湿気を好むなら、エアコンの除湿機能で湿度を下げれば大丈夫?実は、エアコンの内部はカビが生えやすく、その状態で使用すると、かえってカビを飛散させることになります。頻繁にフィルターを掃除することが大切です。

洗いすぎると逆効果!?

水虫を予防するためには、足を清潔に保つことが大切ですが、ごしごしと洗いすぎると、皮膚の表面が傷つき、カビに対する抵抗力が落ちて感染しやすくなってしまいます。足を洗う時には、強くこすり過ぎないように、丁寧に洗いましょう。

リンク

リンク先はこちらダニ・カビ室内環境対策(東京都健康安全研究センター)

居間や台所、風呂場など、住まいの中でのダニ対策・カビ対策の方法を解説しています。

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