日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2013年8月1日

第35回 夏の虫刺されにご注意!

イラスト:アウトドアレジャー梅雨も明けて、いよいよ夏真っ盛り。アウトドアレジャーの楽しい季節です。夢中になって遊んでいたら、知らないうちに虫に刺されていた、という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。たかが虫刺され、と油断してはいけません。時と場合によっては危険な状態になることもあるのです。しっかり対策をして、虫刺されを防ぎましょう。

さまざまなところに潜む虫

森や林、草原、水辺などの自然が多い場所には、蚊、ハチ、毛虫、ブユ、アブ、ダニといった人を刺す虫が多く生息しています。また、自然の多い場所だけでなく、庭や公園などの身近な場所でも虫による被害は発生します。

虫刺されを防ぐために

虫による被害を防ぐためのポイントは次の3つです。

  1. イラスト:夏の野外活動 服装肌を露出しない
    夏の野外活動、特に野山を歩く際には、肌を露出しないことが肝心です。長袖のシャツや長ズボン、登山靴やブーツなどサンダルではない靴、帽子を身に着け、できるだけ肌の露出を避けてください。また、スズメバチは、濃い色に寄っていく習性があるので、明るい色の服や靴を身に着けると良いでしょう。
  2. 虫よけ剤の使用
    やむを得ず肌を露出する場合には、虫よけ剤を使いましょう。虫よけ剤には、肌に直接使うものと、衣服に使うものがあります。どちらも必ず使用上の注意をよく読んでから使ってください。

    イラスト:虫よけ剤の使用なお、市販されているほとんどの虫よけ剤には、「ディート」という昆虫忌避剤が含まれています。ディートを使用している虫よけ剤については、6か月未満の乳児には使用しないこと、6か月以上2歳未満は1日1回、2歳以上12歳未満は1日1〜3回を目安に使用することが厚生労働省によって通知されています。小さなお子様に使用する際には、特に注意をして使用しましょう。
  3. 事前に調べよう
    風土によって、生息している生物は違います。野山や水辺など虫が多く生息していそうな場所へ出かける場合には、あらかじめ、どのような虫がいるのか、今までどのような被害が出ているのか、現地の情報を調べてから出かけましょう。

刺されてしまったらどうなる? どうする?

予防や対策を万全にしても、虫の被害にあってしまうことはあります。いざというときのために、人に被害を与える虫の種類や、被害にあってしまった時の対処法をご紹介します。

被害を与える主な虫

○蚊
イラスト:ハチ、蚊蚊に刺されると赤みとかゆみが発生し、水ぶくれになることもあります。また、蚊はかゆみを与えるだけでなく、感染症を媒介する虫でもあります。蚊が媒介する感染症には、かつて日本でも多く患者が見られた日本脳炎があります。日本脳炎は今でもアジアを中心に流行している病気です。他にも、マラリア、デング熱、チクングニア熱といった病気も蚊を媒介として海外で広く流行しています。海外へ渡航する際にも、前述した虫よけ対策をしっかりとしましょう。

○ハチ
人を刺すハチで特に怖いのは、攻撃性の強いスズメバチです。国内では毎年約20人がハチによる被害で亡くなっています。
ハチに刺されると、刺された部位が腫れるだけでなく、以前に刺されたことがある人は、アナフィラキシーショックを起こし、死亡するケースもあります。アナフィラキシーショックとは、重症のアレルギー反応で、数秒から数分でおう吐、呼吸困難、意識障害などショック症状がみられます。このような症状が発生した場合には、すぐに119番通報をしましょう。

○毛虫
人に危害を及ぼす毛虫には、毒トゲタイプと毒針毛タイプがあります。
毒トゲタイプはガの一種であるイラガの幼虫が代表的です。刺されると、激しい痛みがあり、腫れて水ぶくれになることもあります。
毒針毛タイプはドクガ、キドクガ、チャドクガなどの「毒蛾」とよばれるガの幼虫、成虫です。刺されると、赤い発疹やかゆみが続きます。

○ブユ
3.5〜5mmくらいの黒い小さな虫です。川沿いによく生息しています。ブユは皮膚に噛み付いて出血させ、その血を吸います。刺されてからしばらくすると、刺された部位が赤く腫れて激しいかゆみを生じます。

虫刺されの応急処置法

イラスト:虫刺され刺されてしまったら、傷口を水で洗い流しましょう。腫れや痛みは冷たいタオルや保冷剤で冷やし、ステロイド軟こうがあれば塗っておきます。かゆみがある場合でも、患部を掻くのは我慢してください。掻きむしってしまうと、最悪の場合、その部分から皮膚炎をおこし、細菌が入り込んでしまう場合もあります。虫刺されは患部をむやみに「掻かない」ことが大切です。いずれの場合も、かゆみや腫れがひどいようなら、できるだけ早く病院へ行きましょう。

マダニに注意を

ダニもまた、春から秋にかけて活動が活発化する虫です。
ダニが媒介するウイルスが引き起こす新しい感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」をご存知でしょうか。2011年に原因が特定された新しい感染症です。多くの場合、マダニに刺されることによってSFTSウイルスに感染します。潜伏期間は6日〜2週間程度で、原因不明の発熱、おう吐、下痢などの症状があらわれ、重症化すると死に至る場合もあります。有効な抗ウイルス薬もなく、国内での死亡例は、2013年7月までで13例みられます。

マダニは、山の中や草原にいる約1〜2cmのダニです。刺されても痛みやかゆみがないため、刺されたことに気がつかない場合も多いといいます。野外活動から帰ったら、刺されていないか全身をよく確認してください。そして、マダニは皮膚に深く食いつくため、無理やり抜こうとすると皮膚に毒が残り化膿してしまうことも。マダニのほかにも、ダニの仲間であるツツガムシも、ツツガムシ病を媒介します。ダニに咬まれてしまったら、すぐに皮膚科で処置をしてもらいましょう。

リンク

リンク先はこちら厚生労働省 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A

SFTSについて、海外の情報やこれまでの国内調査の結果を踏まえて、解説しています。

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