日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2011年11月1日

第23回 ノロウイルスが増えるシーズンです

イラスト:腹痛

食中毒というと、ジメジメと蒸し暑い梅雨や夏に起きるものというイメージがありませんか? 実は、患者数が圧倒的に多いノロウイルスによる食中毒・感染症は、これからが流行シーズンです。一人ひとりが感染予防・拡大防止に努めましょう。

ノロウイルスってどんなウイルス?

ノロウイルスが厄介なのは、感染力が非常に強く、ほんのわずかなウイルスで多くの人を感染させてしまう点。また生存期間が長いのも特徴のひとつで、便や嘔吐物とともに体の外へ出たあとも感染力はなかなか衰えません。こうしたことから集団感染も起きやすく、万全の対策が必要です。
ノロウイルスの感染経路は大きく分けて次の2つです。

①食品から人へ(食中毒)

イラスト:二枚貝
  • 汚染されていた二枚貝を生で、あるいは十分に加熱調理せずに食べた場合
  • 調理する人がノロウイルスに感染していて食品が汚染され、それを食べた場合

※近年は食品が直接の原因となるよりも、調理する人の手指についていたノロウイルスが食品に移り、それを食べた人が感染するケースが非常に多くなっています。

②人から人へ(感染症)

  • 感染している人の便や嘔吐物などに接触した場合
  • 乾燥した便や嘔吐物に含まれるウイルスが空気中を浮遊し、それが口に入った場合

感染した場合の症状・経過

イラスト:吐き気

おもな症状は、吐き気・嘔吐・下痢・腹痛。熱が少し出ることもあります。健康な成人なら1〜2日で自然に回復しますが、抵抗力の弱い高齢者や乳幼児は重症化する場合もあり油断は禁物です。さらに注意しておきたいのは、症状がおさまってからも1週間〜1か月程度ウイルスの排泄が続くこと。治ったからと気を抜かず、手洗いなどを徹底しましょう。

予防の基本は手洗い

イラスト:手洗い

せっけん自体にノロウイルスを殺す効果はありませんが、手を洗うことで手や指についたウイルスがはがれやすくなります。調理や食事の前、トイレ・おむつ交換後、下痢や嘔吐物を処理した時、外出先から戻った時などは、必ずていねいに手を洗いましょう。

食中毒を防ぐために

ノロウイルスを死滅させるためには、「85℃以上で1分以上加熱する」もしくは「次亜塩素酸ナトリウム※で消毒する」必要があります。

※塩素系の漂白剤・消毒剤のこと。薬局などで簡単に購入できます。「使用上の注意」をよく読んで使いましょう。

食品

85℃以上で1分以上加熱するのが鉄則。食中毒の原因としてよく取り上げられる二枚貝も、中心部までしっかり火を通せば大丈夫。

調理器具

イラスト:まな板と包丁

洗剤でよく洗ったあと、0.02%次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭く。まな板や包丁、食器、ふきんなどは85℃以上の熱湯で1分以上消毒。

なお、食品を扱う人は自分が感染源になりうることを肝に銘じ、「手洗いを徹底する」「使い捨ての手袋をして食品に触る」「自分が感染しないよう気をつけ、下痢や嘔吐がある時は調理をしない」など細心の注意を払いましょう。

感染者が出てしまったら

以下を参考に、感染をそれ以上広げない努力を。処理をする際は、使い捨てのマスク・エプロン・手袋をするとよいでしょう。

便や嘔吐物の処理

ペーパータオルで静かに拭き取り、0.02%次亜塩素酸ナトリウムで消毒。10分ほどしたら水拭きする。上述の通り、ノロウイルスは乾燥すると舞い上がり、それが口に入って感染する場合があるので、スピーディーに殺菌処理すること。

汚れたリネン類の処理

汚れを下洗いした後、85℃以上で1分以上熱湯消毒。

感染者が使った食器類の処理

食後すぐに0.02%次亜塩素酸ナトリウムに浸して消毒してから洗う。

掃除のポイント

ドアノブや水道の蛇口、トイレの便座など感染者が触れるところは0.02%次亜塩素酸ナトリウムで消毒後、水拭き。

リンク

リンク先はこちら食中毒予防のポイント (食品安全委員会)

家庭でできる食中毒予防の6つのポイントなど、食中毒予防に役立つ情報が掲載されています。どうぞご覧ください。

ページ先頭へ戻る

同コーナーのINDEXへ戻る

ご自身やご家族の大切な命を守るため、定期的にがん検診をうけましょう!
人間ドック
全国巡回健診
日清製粉健康保険組合からのお願い
平成29年度 保健事業のご案内

特定健診・特定保健指導
退職者のみなさまへ
所在地情報:〒103-0014  東京都中央区日本橋蛎殻町1-10-7  蛎殻町ビル3階  電話:03-5614-7108  FAX:03-5614-7110
Copyright © 日清製粉健康保険組合2007, All Right Reserved.