日清製粉健康保険組合

健康トピックス

2011年7月1日

第19回 節電の夏!熱中症に気をつけましょう

イラスト:汗をかく女性

熱中症が心配な季節がやってきました。気象庁の長期予報(5月末発表)によると、記録的な猛暑だった昨夏ほどではないものの、今年の夏も東日本より西では平年以上の暑さとなる確率が高そうです。一方、今年の夏は全国的に節電への取り組みが求められており、エアコンの使用を控える動きも広がりそう。専門家の間では、これによる熱中症の増加を心配する声が上がっています。
この夏を元気に乗り切るためにも、ここで改めて熱中症について学んでおきましょう。

そもそも熱中症とは? 症状は?

人間は、暑さやスポーツなどの活動で体内に熱がたまると、汗をかいて放散し、体温を一定に保とうとします。この時、発汗によって減少した水分や塩分を補給しないと、脱水や塩分(ナトリウム)不足に陥ります。さらに暑さが続くなどすると発汗による体温維持が限界に達し、体温が上昇して深刻な事態を招きます。こうした過程で生じる、めまいやこむら返りといった諸々の症状の総称が熱中症です。
「ちょっと気分が悪い」という程度だったのが、急速に悪化して生命に危険が及ぶおそれもありますので、十分注意しましょう。

◎熱中症のおもな症状と対応

いずれの場合も、まずは涼しい場所に移動して衣服をゆるめてください。

イラスト:水分補給
  • めまい、立ちくらみ、こむら返り(筋肉の痛み)  等
    →水分・塩分を補給する
  • 頭痛、吐き気や嘔吐、倦怠感  等
    →足を高くして休む、水分・塩分を補給する
    ※自分で水分・塩分をとれない時は、すぐに医療機関を受診しましょう
  • 40℃以上の発熱、けいれん、奇妙な言動、意識障害  等
    →首やわきの下、足の付け根などを水や氷で冷やす
    ※大変危険な状態ですので、急いで救急車を呼びましょう

熱中症が発生しやすい条件とは?

熱中症というと“炎天下で激しい運動や労働をする人がかかるもの”と思われがちですが、実はそうとは限りません。室内でも、普段の生活をしているだけでも発症するケースが増えていますので、油断は禁物です。

◎熱中症が発生しやすい環境

  • 気温が高い
  • 湿度が高い
  • 風が弱い
  • 日差しや照り返しが強い
  • 急に気温が上昇した(梅雨明け後など)  等

高齢者と乳幼児は特に注意。ペットも熱中症に?!

高齢者

高齢者は体温調節機能が衰えていること、体内の水分量が少ないこと、のどの渇きを感じにくいことなどから、熱中症を起こしやすいといえます。重症化するケースも多いので、室内や夜間などでも十分注意してください。

乳幼児

イラスト:乳幼児

体温調節機能が未発達なため、熱中症にかかりやすい乳幼児。尿があまり出ない、暑いのに汗をかいていないなどは危険サインです。また、炎天下の車中にも要注意。数分で約50℃に達することもありますから、短時間でも絶対に車中に放置してはいけません。

ペット

動物は呼吸によって体内の熱を逃がすしかなく、熱中症になりやすいといわれます。息づかいが荒くなったら要注意。エアコンで温度を下げた室内に入れる、日中は散歩を控えるなどの工夫をしてあげましょう。

このほか、肥満の人、糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある人、睡眠不足や過労、二日酔いなどで体調が悪い人なども熱中症にかかる危険が高くなるといわれています。

熱中症の予防法

①体温の上昇を防ぎましょう

イラスト:日傘を差す女性
  • 風通しがよく、吸湿性の高い衣服を選ぶ。近年多くみられるようになった吸汗・速乾素材のものもおすすめ
  • 外出時は黒色系の服を避け、白っぽい服を着る
  • 外出時は帽子や日傘を持ち歩き、直射日光を避ける。木陰や冷房設備のある屋内で休憩をとるようにするのもよい
  • 近年種類も豊富になってきた市販の冷却グッズを活用する

②水分をこまめにとりましょう

  • のどが渇いてからたくさん飲むのではなく、少しずつ頻繁に飲むのがポイント
  • カフェインを多く含む飲み物やアルコールは利尿作用があるので避ける
  • 寝る前にもコップ1杯程度の水を飲む
  • スポーツ飲料などで塩分の補給も忘れずに

③節電しながらエアコンをじょうずに使いましょう

イラスト:エアコンの温度調節
  • 設定温度は28℃にし、扇風機などを併用して冷気を循環させる/体感温度を下げる
  • エアコンを頻繁に付けたり消したりしない(かえって消費電力が増えてしまうため)
  • よしずやすだれ、“緑のカーテン”などで室内に入る日差しを防いでおく
  • 朝夕の比較的涼しい時間帯に換気をしておく

そのほか、温湿度計などを利用して温度や湿度をこまめにチェックする習慣をつけておくと、温度の下げすぎや、逆に節電を意識するあまり熱中症になるのを防ぐことができます。また気象庁は、最高気温が概ね35℃以上となることが予想される場合には「高温注意情報」を発表するとしています。こうした情報も熱中症予防に役立てたいですね。

リンク

リンク先はこちら環境省熱中症予防情報サイト

暑さ指数の予報/速報などが掲載されております。情報を確認して、熱中症にならないよう気をつけましょう。

リンク先はこちら熱中症予防声かけプロジェクト(一般社団法人日本環境コンソーシアム )

熱中症予防声かけプロジェクトとは、官民が共同で熱中症予防を熱中症予防を呼びかけていく国民運動です。働いているときの注意や子どもの場合など、熱中症に関する情報が掲載されています。声かけをして、みんなで熱中症を予防しましょう。

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