日清製粉健康保険組合

スッキリ! こころにいい習慣WEB

2007年2月15日

第7回 ストレスは脳で感じ、脳で処理される

「心」はどこにあると思いますか? 古代ギリシャの医学者であったヒポクラテスは「脳」、同じく古代ギリシャの哲学者、アリストテレスは「心臓」と考えていたそうです。さらに古代エジプト人は「子宮」、昔のユダヤ人は「肝臓」と考えていたとかで、これは大昔から続く人類のテーマといえるかもしれません。
「心臓」というのは、みなさんも感覚的に理解できるのではないでしょうか。ステキな異性を見かけた時、大事な試験や商談を前にしている時、楽しみにしていたコンサートに行く時……ドキドキしますよね。その“ドキドキ”が心臓の動きであることから、「心=心臓」という発想につながったのではないかといわれています。

イラスト:上司や先輩にほめられた時 でも、冒頭の質問に対する答えは今のところ「脳」というのが正しい(科学的な)答えであるようです。脳の中には何種類もの『神経伝達物質』が存在しており、なんらかの外部刺激を受けると、特定の伝達物質が脳の中で活発に放出されます。その伝達物質の性質によって、さまざまな感情が生まれるというのです。上司や先輩にほめられた時は「快」にかかわる伝達物質が脳の中をかけめぐって明るい気持ちになり、書類にミスがあってあわてて直したというような時は、「不安」にまつわる伝達物質によってビクビクした不快な気持ちになる、という具合です。

代表的な神経伝達物質としては、「ドーパミン(楽しい嬉しいなどのポジティブな感情を引き起こす)」「ノルアドレナリン(不安などのネガティブな感情を引き起こす)」「セロトニン(興奮や不快感を鎮める)」などがあります。これらの伝達物質のバランスがとれている状態がいわゆる「平常心」であり、反対にこのバランスが崩れれば心の病気になってしまうと考えられています。例えばセロトニンが不足すると、ストレス刺激に対する抵抗力が落ち、ちょっとしたことでもすぐに落ち込んだりイライラしたりしまうのです。増加し続けるうつ病もこのセロトニン不足が大きな原因であるとされ、治療にはセロトニンを補う薬が使われています。

イラスト:リズム運動 日々の生活の中でセロトニンを増やす方法も、もちろんあります。まずは「太陽の光にあたること」。休みの日だからといって夜更かし朝寝坊をしていてはいけません。また、「リズム運動」もセロトニンの分泌を促すのだそうです。リズムが繰り返される行動ならなんでもよいようですが、朝日をたっぷり浴び、筋肉を動かしていることを意識しながら歩いてみてはいかがでしょう。きっと、うつうつとした気分も軽くなりますよ。

参考図書

  • 高田明和「ストレスから自分を守る脳のメカニズム」角川ソフィア文庫(文庫−2004/11)
  • 生田 哲「脳と心をあやつる物質」講談社ブルーバックス(新書−1999/10)
  • 有田秀穂「セロトニン欠乏脳」NHK出版(新書−2003/12)

リンク

リンク先はこちらgoo ヘルスケア「脳のクセを知ってストレス対策」

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